海外オンライン大学体験記

アメリカのオンライン大学であるUniversity of the peopleでの出来事について徒然なるままに書きます

University of the Peopleに対する他の大学等の扱いやトランスファー(単位移行)

 皆様休暇はいかがお過ごしでしょうか?UoPeopleは確かにaccreditationを受けている正式な大学ですが、実際のところどうなのか(どの程度評価されるのか)?というのは気になりますよね?私は気になっていてずっと調べているのですが、今の段階でわかっていることをシェアしたいと思います。

 

アメリカのアクレディテーション制度について

 大きく分けて、「地域アクレディテーション」と「全国アクレディテーション」があります。(正確な訳語は不明)簡単に説明しますと、地域の方が上に見られ、全国の方が下に見られます。全国と言う語感とは対象的なので、ご注意ください。地域アクレディテーションを受けている大学同士では基本的に「単位移行が可能」ですが、基本的に全国から地域への単位移行はできません。つまり、同等に見られていないということになります。

 

University of the peopleは全国なの?地域なの?

全国です。DEACという遠隔教育のアクレディテーションを行っている団体が認定しています。

 

その影響は?

 アメリカでの就職は、雇用主によっては地域か全国かによって評価が変わる場合があるそうです。しかし、私が調べた感じでは、アメリカ人もアクレディテーションについてあまり詳しくないように見受けられました。というのも制度と歴史が複雑で、理解しづらいからです。アメリカのとある資格の受験要件等は、州によってははっきりと「regionally accrediated college or university」等と書かれているケースがあり、その場合は受験できません。その場合は別の州だと「nationally or regionally」等書かれていたりするのでなんとかなったりします。結論として、「アメリカで何かしたい」という場合足かせになる可能性は現実問題としてあります

 

じゃあUoPeopleはだめなのか?

 手前味噌ではありませんが、そんな事は無いというのが現時点での結論です。全国アクレディテーションではありますが、ニューヨーク大学やUCバークレーへの編入が優秀な学生は可能であることや、世界の名だたる多数の大学の学長や教授がサポートしている事などを考えても、単に地域アクレディテーションを受けているだけの大学と比べて引けを取ることは無いと考えています。私は実際UoPeopleでの勉強を通して、決して甘くない課程(むしろ厳しい)だと実感していますし、内容も非常に興味深く為になっています。そして、もし日本やアメリカ以外で就職や転職するなら採用担当もアクレディテーションの種類なんて把握しているとは考えにくいです。というより海外大卒ってそんなに多くないと思うので、ある種の強みになるんじゃないでしょうか?

 

それじゃあUoPeople以外がいい!

 とはいったものの、その点が気に入らなければUoPeople以外を選択すればいいだけの話なのです。ただし学費はご存知の通り高くつきます。もし他の大学に切り替えたくて、学費を節約したい場合は、放送大学で単位をある程度とって、トランスファーすればいいと思いますよ。放送大学は天下の文科省に認定されていますので、何の単位かによりますが、きちんと単位として認めてくれるそうです。このブログはUoPeopleに関することを書くので詳しくは言及しません。必要に応じて調べてみてください。

 

 今週Final Examの現場からは以上です。