海外オンライン大学体験記

アメリカのオンライン大学であるUniversity of the peopleでの出来事について徒然なるままに書きます

英語の勉強法の大枠について

 英語学習に関してはかなり始める前に調べました。はてぶでバズった記事の大半には目を通しました。発音の重視の点を除くと、基本的には「英語上達完全マップ」というサイトを元に勉強してきています。UoPeopleの学習進捗も落ち着いてきたこともあり簡単にまとめて見ようと思います。

 

1 「基礎」からやる

  「基礎」からやりましょう。ここで言う基礎は以下のとおりです。

 a 発音

   発音記号フォニックス(主要なもの)を習得します。発音記号習得には、発音本を買いましょう。本は必ず「動画付き」のものを選択します。理由は、表情筋の動かし方を視覚で、それがどういう音になるかを同時に確認するためです。フォニックスは、Youtubeで適当な動画を見つけて覚えましょう。A-Zまでの「フォニックス読み」と「サイレントE」あたりを理解すれば十分です。その他の細かいフォニックスは、自分で発見していくはずです。発音に関しては英語業界で「発音出来ない音は聞き取れない。だから発音が大事。」的な神話がありますが、これは大嘘です。証明するまでもなく、TOEICのリスニングパートが満点でも、発音は超絶カタカナな人が多数居る時点で明らかです。では何故やるか?多数理由はありますが、将来的にスピーキングが必要な時に初期から正しい発音で練習しておくと効率が良いからというのが大きいです。適当な発音で英語を音読等していくと、悪い癖がつく+発音を直そうと決心した期間までの練習がすべて発音練習の機会損失となるからです。発音出来ているかどうかの確認は、iPhoneならsiriを使いましょう。英語版のsiriに設定します。やり方はググって見てください。siriは正直なので、出来てれば正しく発音してくれます。適当なところで妥協してくれる英会話の先生とは違いシビアですので、いい試金石になります。※ただし、10回ほどしゃべっても認識してくれない時はその時点ではその発音の実力が無いということなのでとりあえず諦めましょう。翌日、あるいは1週間後と時たま試すといつのまにか成長し、siriに認められます。なお、andoroidの音声認識ソフトはわかりません。これもググって見てください。

 

 b 文法

   文法はまず、中学文法をやりましょう。高校文法は中学文法の基礎が概ね(95%)固まってからで十分です。なぜなら、高校文法は基本的に中学文法の発展であり、そもそも中学文法を理解していないと完全な理解は難しい事が多いからです。もちろん、中学文法を前提としない文法規則も多々あるのですが、それを選別する時間が勿体無い。ならば、前提条件を先に満たした上で高校文法に進む方が良いでしょう。最初は、薄めの適当な文法書を読みます。次に、中学レベルの適当な問題集をやります。3周ほどすれば概要が頭に叩き込まれるはずです。その後は、瞬間英作文本で日→英の回路を作りつつ中学英文法の運用能力を高めます。3冊ほど完了(どの日本語文を見ても、語彙は抜きにすると英文は作れる状態)した後は、高校レベルの瞬間英作文本を買い、同じことを繰り返します。

 

 c 音読

   音読、いっぱいしましょうシャドーイングやリピーティング、オーバーラッピング等はすべて音読に含まれる事にここでは定義します。これにより、リーディング、リスニング、スピーキング・・・全部伸びます。実践する際は、「自分がほぼ完璧に理解できる英文」で実施します。難しいやつでやってもいいのですが、効果は半減です。歳を取るとプライドが邪魔してつい「難しいやつ」をやりたくなるのですが、我慢しましょう。要は、自分が理解出来る英文を色々な方法で繰り返し口に出すことによりそれを内在化します。そして、特に考えなくても言葉に出てくるように刷り込んでいくのが目的の一つです。最終的に、高校3年生レベルまで完了したら後は必要に応じて音読で良いと思います。

 

 

2 私の現在の進捗と成果(おまけ=飛ばしても可)

 つらつらと上に書きましたが、上記のうち自分が完了しているのは発音ぐらいなものです。文法は中学レベルの瞬間英作文本が3冊目、同時並行的に高校英文法(GIU)が40/145Unit を1周目、音読が高1レベルのもの3周目です。つまり現状は、「高校レベルの文法すら完了していない」というのが正直なところです。ただそれでもなんとかUoPeopleの科目についていってるので、いかに中学文法が大事かおわかり頂けるかと思います。ちなみにですが、すべて中学レベルの勉強中に、慣れる為にTOEICの公式問題集を3周ぐらいした後に受けたTOEICが「750点」でした。参考になれば幸いです。現在はほぼすべての時間をUoPeopleに捧げている為、週5時間ほどしか学習にはさいていません。リーディングとライティングはUoPeopleで強制的にかなりやっているので、そういう意味だと膨大に(週20~30時間)やっている事になりますが。

 

 詳細にでは無く概要をサラッと書いてみました。この大枠をたたき台にして、後は上で紹介したサイト等を見て肉付けすれば勉強準備は完了すると思います。go back to basicsを大切に勉強していきましょう。

 

 現場からは以上です。