海外オンライン大学体験記

アメリカのオンライン大学であるUniversity of the peopleでの出来事について徒然なるままに書きます

University of the Peopleの費用と、放送大学活用時の費用の比較

■UoPのみで卒業を完結する場合

選考費用60$

卒業に必要な単位120

1コースあたりの単位3

卒業に必要なコース数 120/3 = 40

1コースあたりの試験料100$

トータル 40*100+60 = 4,060$(446,600円)

※本日のレートを参考に、1ドル110円換算で計算。(以下同様)

 

ただし、日本ではほとんどすべての人がProctored Examは「Proctor U」を使うと思います。学士コースのProctored examsの数は11コース

Proctor U 17.5$

11*17.5$ = 192.5$(21,175円)

※試験監督人を見つけられる人はこの費用は抜いてOK

 

総費用467,775円

 

放送大学の単位を半分取得する費用

選科履修生(1年間)として2回入学し、計2年間で入学金9,000円☓2回= 18,000円

1単位5,500円

取得予定単位60単位

5,500円☓60単位 = 330,000円

 

総費用348,000円

 

放送大学活用時のUoP卒業に掛かる費用

放送大学費 348,000円

・信用評価費用(WES) 22,550円(205$)

※UoPは、アメリカの大学以外からのトランスファーはWES等の信用評価機関からの評価を必要とします

・UoPトランスファー評価費用 17$☓30コース 56,100円(510$)

放送大学は通常1コース2単位

※UoPは承認して受け入れたコースの数毎に17$の評価費用

・UoP費 226,600円(2,060$)

・Proctor U費 21,175円(192.5$)

                   ※Proctored Examsのあるコースはトランスファーされなかったと仮定

総計 674,425円

 

■まとめ

 結果、約23万円の差となりました。上記の費用は、「放送大学のコースが全部認められた」理想的な状態での費用です。実際は、最大限移行したい場合はトランスファーされない科目(英語とか)を考慮した上で、70~80単位取る事などが予想されるのでもっと費用がかさむでしょう。更に放送大学の単位評価試験は試験会場に行かないといけないはずですが、その交通費等は今回考慮に入れておりません。考え方次第ですが、「ある程度楽に」単位を取得するなら放送大学、あくまでも「費用を軽減」するならUoPを提案します。

今後やるかもしれないこと、トランスファー(単位移行)

 今から書くことは未確定でやるかどうかわからないことです。考えているのは「放送大学でいくつか単位を取り、UoPにトランスファーできるかどうか試してみる」です。

動機はいくつかあります。

 

1 UoPにて英語での科目履修がしんどい

2 トランスファーをやったことが無いので後進に情報を残せない。残したい。

3 万が一UoP自体をドロップした際、UoPの単位を放送大学トランスファー(できれば)して学位取得を目指す際の足場作り

 

 1についてはそのまんまです。今は毎ターム1コースのノロノロコースですがそれでもしんどい。現在の実力では英語2コースは無理ですが、英日1コースずつならワンチャン現状でもいける可能性があります。時期を見て英語2コースに移行する作戦です。

 

 2ですが、トランスファー(単位移行)実際どうでしょう、興味ありませんか?現状でUoPに興味あるけど、英語力が英検準1級未満って方も多いと思います。放送大学で単位取得しながら準備しつつ、UoPにトランスファーって作戦どうでしょう?私はあると思います。「でも成功例みてないし・・・」その不安、大丈夫です。私が成功例です。(もしやれば。そしてうまくいけば)

 

 3は、考えたくないですが考えなければいけない事項です。オンライン大学はそもそも、卒業率が低いです。私もその例外では無いでしょう。リスクヘッジは必要です。そう考えると、どちらにトランスファーするにしても「放送大学の単位も取るのはあり」でしょう。

 

 放送大学で単位を取ろうとする方は、参考までに下記のリンクをどうぞ。概要は、一般教養系の科目は単位移行が認められやすいけど、英語系の科目は認められづらいということです。ただし、UoP入学に向けて英語力をつける目的で英語系の単位を取るのは「私はアリ」だと思います。万が一、UoPに入学出来なくてもその後も放送大学で単位を積み重ねて行けば卒業の際の単位にもなりますしね。

 

 

 私の当面の最終目標はUSCPAなので、柔軟に考えて目標を達成していきたいと思います。専攻科目(経営学)の単位はUSCPAの試験にも繋がっているのでUoPeopleで、一般教養はUSCPA関係無いので概ね放送大学で・・・というのも合理的な気がしています。 

 

 気持ちが揺れる現場からは以上です。

 

 追伸:今週分の課題も今さっき無事に終わりました。\(^o^)/

University of the Peopleでの近況

 半月ぶりほどの更新となります。真新しい事は特にありませんが、毎日たんたんとEnglish Composition 2をこなしています。最近苦労したのが、課題(小論文)のテーマを自分で設定して資料を探し書けみたいなやつです。

 

 まずテーマの設定ですが、書きたいことも特に無かったのです。旅に例えると「目的地は無いけど旅に出ました。どこ行けばいいかわかりません。行きたい場所もないです。」状態です。困った挙げ句、頭の中に村上春樹がふと浮かびました。どこかで、彼の作品は読みやすいと目にしました。そこで、それを軸にテーマを設定してここはなんとかクリア。

 

 次に、「資料探し」です。みなさん、村上春樹に関する英文の資料なんてあると思いますか?実は結構あるんです。学校の図書館やGoodle Scholar(論文専用の検索エンジン)で「Haruki Murakami」と検索すれば引っかかるんですよね。なら簡単じゃん?と思うじゃないですか。それが意外に難しい。絞り込みのkeywordが思いつかないんです。「easy to read」とかじゃ全然だめ。日本語だと検索は結構自信あるんですが、英語だと引き出しが少なすぎて・・・経験が無いので難しい。私は次の力技で乗り切りました。

 

「ひたすらタイトルを眺め、良さそうな記事のabstractやintroduction、あるいはconclusionを読む」

 

何記事か読んでいると、おぼろげながら自分が知りたい内容を書いてそうな記事の「におい」がわかってきました。一つ間違い無いのは、使うかどうかわからない資料の中身を「読み込まない」こと。これが本当に時間泥棒で、どんなに語学力があってもこれをやると時間が無限に消費されてしまうので・・・概要を読んで、課題に使うのがほぼ確実なやつだけ読み込みましょう。もしかしたら常識なのかもしれませんが、念のため書いておきます。

 

今回痛感したのは、「制限がゆるすぎる課題は難しい」ということですね。結構、特に高校生までの間は「正解がある問題を与えられてそれを解く」ということに我々は慣らされてきました。なれてないんですよ、こういうのに。自由研究とか苦手じゃありませんでした?私は苦手でした。そういうイメージです。

 

 

現場からは以上です。

コーネル式ノートにおける英文課題への取り組み時への問題点とその解決方法

 UoPeopleでコースを進めていくと、コーネル式ノートというノートの取り方を学びます。使っていく、いかないの強制はありません。まずコーネル式ノートの概要ですが、左のカラムにキーワード、右のカラムに通常のノート、最下段にサマリー(要約)という構成になっています。その中で、英語の課題に取り組むときの問題点・・・主に語学力(語彙)が足りない場合に起こる問題について紹介したいと思います。

 

1 問題点

  特にアカデミックな課題等に取り組んでいる時に、わからない英単語が大量に出ることです。これの何が問題かというと、そのノートだけで勉強を完結させようとするとノート欄は単語の記載に不向き・・・ということで、キーワード欄に英単語と訳、発音記号等を書き込むことになります。そうすると、圧倒的に内容に対するキーワードを書き込むスペースがなくなることです。

 

 

2 解決方法1

  そもそも視点を変えてノートから離れます。例えば・・・またわからない時に調べる、単語学習ソフトに入力するようにする等です。賢い方法かどうかはおいておき、コーネル式ノートのスペース問題は解決します。

 

 

3 解決方法2

  今回たまたま思いついた方法です。それは・・・「思い切ってノート見開きの左ページを全部単語スペースにする」です。右は通常のコーネル式ノートでOKです。お勧めは復習しやすいように、左ページを縦線で真っ二つにわり、左に単語 or 熟語(+発音記号)、右に和訳を記載する方法です。これは紙片でどちらかを隠す時に個人的にやりやすい為です。これの何がいいかというと、その課題を復習する時に不明(だった)単語や要約等がそこを開くだけですべて記載されていることになり、一覧性が高まることです。

 

 

 適当にコーネル式ノート(改)とでも名付けておきます。なお、不明単語が減るにつれてこの方法の有用性は右肩下がりなので、時期を見て普通のコーネル式に戻す事を強くお勧めします。

 自分に最適な方法を見つけて喜んでいる現場からは以上です。

UoPeopleの卒業式について

 ご存知かもしれませんが、公式サイトにUoPeopleの卒業式動画が掲載されています(Youtube)。見ましたか、みなさん?私は今驚きと勇気と畏敬の念でいっぱいです。動画の中で、UoPeople史上初のUCバークレーへと編入した方が出ました。スピーチもしてくれてます。

 

Mieko Muraoさんという日本女性の方です。

 

 GPA4.0でA+も8個(確か)あったとのことで・・・極めて優秀な成績であることは疑いの余地がありません。アメリカ在住で10年ほど前から移り住み、今は結婚して子供も居る中でこれを達成したということで、もうなんというか・・・語彙力が崩壊して「すげぇ!!!」って感想しか出ません。彼女と同じレベルまで、とはとても言えませんが、同じレベルを目標として努力を続けていきたいと思います。

 

あ、リンク貼っておくね。彼女のスピーチは12:30頃からだよ。見てね!

現場からは以上!!

 

www.youtube.com

ENGL 1102: ENGLISH COMPOSITION 2 UNIT 1: What's it all about?

 今回はEnglish Composition 2を取りました。最近、時間が取れない+英語力不足で課題がギリギリになったり、ドロップアウトすることが増えつつあり「これはヤバイ・・・」と思い、英語力を伸ばす勉強をしつつ単位を取得していく為です。今の所狙いはあたり、達成出来ています。最近、4回目ぐらいかな?正確に何度目かはわかりませんが英語のブレークスルーするのを感じました。具体的にはListeningの精度と、理解までの速度が以前と比べて飛躍的に伸びたと実感している事ですね。いい兆候です。

 

 さて、Let's get down to business.ということで、本題に入ります。今週はやることは簡単で、2本柱がAPA In-Text Citationの理解(復習)と短編小説を読んでその分析です。簡単といっても、今回の小説の作者はJames Joyceでした。これが意味するのは、小説がほのめかしている意味を理解するのが難解で、さらに前提知識を必要とし、一見すると内容が退屈(わかれば結構面白い)な題材だったということです。Arabyという話だったんですが、和訳もネットに転がっているので見てみるといいかもしれません。私の初見の感想は「え?結局何がいいたいの?」でした。2回、3回と繰り返し読むと物語の構造というか、いいたい事や狙いのような物が見えてきてちょっとおもしろくなり・・・例えるなら、スルメのような小説です。物語がつかめたら、後はAPAスタイルで引用とパラフレーズを課題に則って実行しFINISH。

 

 Learning Journal(インストラクターへ提出する課題)の評価、昨日締切だったのでもう少し遅いと思いましたがもうきてまして・・・結果は10/10,フルマークでした。自信があったのでホッとしたところです。やってみるとわかりますが、満点は頑張っても中々でないので、出るとめちゃめちゃ嬉しいです。

 

 ここまで書いてお気づきかもしれませんが、内容的には今のところEnglish Composition 1やOnline Education Strategiesと代わり映えもしません。やってきた事を思い出し復習すれば十分でしょう。

 

 現場からは以上です。

University of the Peopleで、アラビア語圏の難民向けのコースを提供

 UoPeople公式サイトからの情報です。タイトルの通り、アラビア語圏向けへの「アラビア語での」サービスを提供するようです。UoPeopleの学生はシリアやイエメン、リビアといったアラビア語圏の学生がそこそこ居るようです。そこでニーズを感じて、学校側はアラビア語でのコースの新設に踏み切るようです。

 

 そこで、日本人の我々が気になるのは

 

じゃあ、日本語でのコースもありうるのでは!?

 

だと思います。結論から言うと、私は「無い」と思っています。2つ理由があり、1つ目は日本人の学生数が少ない事。2つ目は、世界規模で考えた際に我々は貧困層では無いこと。内戦とかが起こって、家が無い、食べ物にも困る・・・という人が大量に居るわけじゃないですよね?学費がかからないことを強調している大学ですので、困っている人を優先して助けたいわけです。

 

 個人的には、日本語のコースが出来てほしいなぁとは思いますが、そこに希望を持つよりも年々高まる英語の必要性を考え、自己の英語力を向上させる方向でこれからも考えていきたいと思います。

 

 現場からは以上です。